07 島田誠:ギャラリー島田

【フラッガー】島田誠(ギャラリー島田)
【時】 B1F un 村上三郎展/1F trois コウノ真理展 10月29日(土)~11月9日(水)
B1F un 井上よう子展/1F deux 三浦孝宣展 11月12日(土)~11月23日(水)
【場】ギャラリー島田 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
【問】TEL&FAX:078-262-8058/メール:info@gallery-shimada.com
http://gallery-shimada.com/
https://www.instagram.com/gallery_shimada/


◎コロナに負けず、普段通りのギャラリー島田の展覧会を開催いたします。どうぞお楽しみください。
最新情報をHPやインスタグラムにて記載する、等の対応を予定しています。


[おのはらルポ]
夏の雨の日、杉山知子展開催中のギャラリー島田へ訪れると、島田社長は地下階におられた。旧海文堂書店からのご縁のため、今でもわたしは社長と呼ばせてもらっている。ファッションとフォーマルのバランスがその均衡を譲り合いながら、でもお互い負けない、みたいな絶妙なスタイル、本日も。感染対策や文字の厳密性を考え、メールインタヴューを申し出る。ルポの手を挙げたのは、島田社長のおしゃれ観について聞いてみたかったから。やり取りが進み、写真撮影のため、ギャラリー再訪問。 楽屋のようなオフィスに入れて頂く。永六輔氏直筆の色紙、堀尾貞治さんの日めくり、奥様らしき写真、色んな作家さんが描いた似顔絵….小さな空間は、清潔で、素敵な時間がいっぱい詰まっていた。お洒落の心意気に触れてみたい。馴染みのカフェに立ち寄ってから毎朝出勤。作家をイメージし、敬意を払い、自然と身が引き締まり、その日のファッションが決まるそう。いつドレスダウンされる?着崩す瞬間はある?そんなわたしの無粋な問いは、打ち砕かれたと同時に解を与えられる。この日は搬入日。アロハシャツのようだが、シックな色目の草木模様のプリントシャツ。季節を表現し、観る者にも涼しげ、 慌ただしい日には機能的。すぐ着替えられるよう、ハンガーに白襟のシャツも。服によって語る。言葉は無駄なく、衣装は朗々と歌う。個を表現しつつ、他を思い慮う。島田誠のダンディズムに幸福な降伏となった。

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