【フラッガー】築山有城(彫刻家)
【時】11月1日(水)〜5日(日)12:00~19:00
【場】築山スタジオ 神戸市東灘区御影中町1丁目8-3メゾンユイト11号室
彫刻家築山有城のオープンスタジオ、今回はゲストにペインター奈良田晃治さんを迎えて新旧作品の展示と販売もやってます。お気軽にどうぞ〜
——
築山さんは、C.A.P.の主要メンバーでもあり、神戸文化祭には第1回からずっと参加されています。42時間生ラジオ、灘区民ホールでのnadot、ひとりアートフェア、そして昨年のドバイ空港でのMeets Terminal。神戸文化祭は「これは楽しそうやな…こうやったらどうなるやろ…」と深く考えずにやるのが恒例になっていて、枠組みが緩やかなぶん、本当にやりたいことができると感じているそうです。
「毎回これや、と思うもので制作するので作家としてとりとめもないんですよ」という築山さん。普段の作品では、木・金属・塗料などその時に出会った素材ととことん向き合い、本来の用途とは違った視点から素材をクローズアップして、そこに、築山さん独自のユーモアや気づきから生ずる「こうやったらどうなるか」というルールを決め、あとはそのルールに基づく行為を繰り返し繰り返し延々と続けていって仕上げるスタイル。
素材が違うので一見とりとめもないようですが、作品はみな、素材の隠れたポテンシャルを引き出して、システマティックな日常を異化して見せるものです。私たちの周りは実は見えていないたくさんのことだらけであることに気付かせてくれる作品たちだと思います。
「昨年のドバイ滞在では一生できないような体験ができた」という築山さん。美術家として新たなステージに立っている?感がじわじわと伝わってきました。神戸文化祭期間中は築山さんご自身からそんな今の状況をゆっくりお聞きできる機会にもなるのではないでしょうか。(有吉ルポ)
コメントを残す