【フラッガー】本位田有恒(神戸布引ハーブ園/ロープーウェイ)
【時】11月3日(金祝)〜5日(日)
【場】神戸布引ハーブ園/ロープーウェイ 神戸市中央区北野町1-4-3
【参】要入場料

「秋の収穫祭」を開催します。センニチコウの摘み取りやハーブ料理なども予定しています。詳細はホームページやフェイスブックなどでお知らせいたします。実りの秋となるハーブ園にぜひお越しください!

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新神戸駅に隣接するロープーウェイで山を登ること数分、神戸市内が見渡せる六甲山系の中腹に神戸布引ハーブ園はある。ヨーロッパの風景を連想させる園内には、四季折々200種類以上のお花やハーブが咲き誇るそうだ。植物たちがのびのびと育つようにと手入れされたお庭は、きちんと整えられた日本庭園とはまた違った居心地の良さがある。
ハーブ園の園長を務める本位田さんは、自分の仕事は景色をつくることだと言う。園内には記念写真を撮りやすいように用意された写真撮影スポットや、ガーデンテーブルをそのまま寄せ植えにしたり、何気なく置かれた道具ひとつで人の気配を感じさせるなど、非日常でありながら適度に力の抜けた空間が随所に見られた。景色を作ることは様々なモノやコトの関係性を整理することであり、植物に関する知識はもちろん広い視野がなければできないことだろう。またこれまで関わってこられたお仕事の話を聞いていていると、本位田さんのつくる景色には必ず人(ヒト)の存在が感じられる。技術的な面から共に景観をつくる人、出来上がった景色を楽しむ人、さらにその景色を別の視点から活用しようとする人など。本位田さんは「なぜかわからないけど、こんなことしてみたいんだけど、、、ってよく相談されるんですよね」と少し照れながら話す。多くの人と協働しながら景色をつくり育てていく本位田さんはきっと植物と同じくらい人のことも愛している人のなのだろう。(高橋ルポ)