【フラッガー】植田麻由、高朝子、高澤ナホ、中西すみ子、Emily Shiell(Clay Studioスタッフ)
【時】11月3日(金)13:00~16:00 
【場】KOBE STUDIO Y3 別館 神戸市中央区山本通3-19-8海外移住と文化の交流センター
【参】参加費:2,000円(豆皿2枚、又は平皿1枚、その他材料費・焼成費 込み)・予約不要

豆皿または平皿に陶芸用の絵具で絵を描いたり、模様を施したりして、あなただけのオリジナル皿を作成して頂けます。絵が苦手でも大丈夫!!絵具は6色、筆以外にもスポンジスタンプなど手軽な道具もあるので、表現方法は無限大~♪スタッフが丁寧にお教えしますので、陶芸未経験の方も大歓迎です!!
*平皿:直径約16㎝/豆皿:8.5×8.5㎝の四角か直径約8㎝の丸形の2種類から1種類を選択
*皿は追加購入いただけます。平皿1枚1000円・豆皿1枚500円
*作品は後日お渡し(KOBE STUDIO Y3にて12月17日予定。詳細はワークショップの際にお伝えします。)

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KOBE STUDIO Y3内の共同陶芸工房、通称「粘土部屋」。ここは陶芸のシェアスタジオ、Clay Studioが活動を続ける場所だ。訪れた日は、粘土再生ワークショップを行っていた。土練機という電動の機械を使い、乾いて固くなった粘土を細かく砕いてから水を加え練り直す。力と手間のかかる作業だ。
Clay Studioは昨年6月から始まった。この活動が始まる前は、再生待ちの粘土が部屋を占拠していた。使われない部屋は人の関心から離れて荒れる。主催者の一人である植田麻由さんは、そうした粘土を再生し、また制作する良いサイクルを作りたいと考え、このシェアスタジオを企画した。Clay Studioに来る人は何かを作りたいという目的があって来る人ばかりだ。陶芸教室ではないので、経験者と初心者がともに支え合い、学びあう。そしてもっと本格的に技術を身につけたければ、自分でかま焚きができるようにだってなれる。自立した制作者が集まるスタジオだ。そもそも陶芸制作は力仕事やプロセス、技術面で、一人で進めることが難しい場面がある。制作の様子から力を合わせて進めることの良さが伝わってきた。現在は小学生から大人まで幅広いメンバーが時に静かに、時に和気あいあいと制作している。
植田さんは「この部屋を活用し、そして自分で何でもできる人が増えてほしい。ゆくゆくは自分が用無しになれば嬉しいくらいです。」と笑顔で語る。植田さんをはじめ中西すみ子さん、高澤ナホさん、高朝子さん、Emily Shiellさんの経験豊かな5人が、「できるようになりたい」をサポートする。粘土部屋には、ものを作ることへの情熱が充満していた。(柴山ルポ)