［50］築山有城（彫刻家）
「何でもないドローイング」4/17からL判の紙にドローイングをずーっと描き続けています。正確には、制作につながるドローイングやメモなどははるか昔から描き留めてきたのですが、同じサイズの同じ種類の紙を使って、という形式は今回初めての試みです。美術館やギャラリーが閉まり芸術祭や展覧会が中止や延期になり、美術の作家も大打撃を受けているとメディアは報じています。私は「もしこうなったら…」ということを想像してみます。絵の具がなくなったら、アトリエがなくなったら、電気がなくなったら、お金がなくなったら、時間がなくなったら… 制作・表現することをやめてしまうのでしょうか？いいえ、きっと創意工夫して何とか続けていくでしょう。自分以外の他者がこの世に1人でもいる限り、何とか続けていくと思います。明るく楽しくつくって見せるのが私の仕事だからです。2020年の神戸文化祭では、毎日描き続けている何でもないドローイングを使って、何かおもしろいことをやろうと考えています。
「日めくりドローイング」と名付けて毎日のようにずっと小さなドローイングを描き続けています。
描いておかないと忘れてしまうもの、何かを観ながら描いたもの、落書きみたいなもの、いろいろあるのですが、今年11月1日～15日の神戸文化祭期間中は、象徴でもある（？）フラッグを描き続ける15日間にしてみようと思います。
インスタグラムにアップしていくので、スマホでも見られますが、六甲ミーツアートでCAPがつくった「六甲イカスヴィラ」（入場無料！）2Fのイカスインフォに実物をファイルして更新していきます。ので、そちらでは現物が観られます。
ナンデモナイ、ささやかな、ドローイングをお楽しみください。
http://instagram.com/hemadecurrydrawing
築山有城
