(86)オープンアトリエ /みる、たいけんする

【フラッガー】矢野衣美(画家)

【時】11月11日(日)10:00~17:00

【場】神戸市灘区篠原本町5丁目4-8-101

【参】参加無料 予約不要(問い合わせ 矢野:white.rabbit.snowman@gmail.com

◎6畳の小さなアトリエでアイデア出しをモチーフ相手にしています。KOBE STUDIO Y3のアトリエで油絵になるまでのエスキースをぜひ見に来てください。

 

築山ルポ

「静物を油彩でキャンバスに描く」画家・矢野衣美さんの表現方法は、今のところこれに尽きます。約十年前、学生時代は様々な技法や材料に取り組んでみたけれど、このシンプルな方法が一番集中できるのだそうです。

背景・机・コップというような静かな画面構成で、透き通るような淡い色合いが多く見られるのですが、使われている油絵具の量は大量で分厚く塗ります。そして「モチーフによって、キャンバスのベストサイズが変わります」と彼女は話しました。3m、4mとアトリエの壁面を覆い尽くすほどのサイズの作品が数多くある一方で、最近は20cm角くらいのものにチャレンジしているそうです。「モチーフを選び、サイズを選ぶ、そうやってあれこれ考えている時が楽しい」彼女の展覧会では完成品の絵画しか見られませんが、このオープンアトリエでは、モチーフ群やドローイング、そして制作中の小さなサイズの作品と矢野さんが、あなたを待っています。