(26)上村亮太さんの展示『49ページ』の世界 /みる

【フラッガー】森本恵(トンカ書店)

【時】11月3日(土祝)〜12日(月)13:00~17:00 火水日休み

【場】トンカ書店 神戸市中央区下山手通3-3-12元町福穂ビル2D

◎<本>の定義、「少なくとも49ページ以上の印刷刊行物」にあやかり、上村亮太さん自身がトンカ書店に「49」回、実際に足を運んで感じられた記録と記憶の作品展です。裏テーマとして、トンカ書店も「49」人(それ以上?)の方を紹介したいと思います。人・場所・心がずっとつながっていくことを祈って。

 

有吉ルポ

「本当に上村さんは、、、愛の人ですよ!!」開口一番トンカさんは言い放った。今トンカ書店には、ライフスタイルの変化により、以前のように「すべてを断らない」わけにいかない事情がある。文化祭参加を渋っていたが、参加実現を模索して何度も店に通ってくれる上村亮太さんの熱意に打たれた。「それなら私も受けて立とうと決心したんです!」トンカさんはあえて自分を前に出すことがない人だ。だがトンカ書店にはなぜか引き寄せられるように人が集まる。それはもう小学生から年配者まで、、、。「古本を買うのって、単に中身を読みたいだけと違う理由がいろいろあるでしょう、、、?」古本にそれぞれの価値を見出す人たちが、回り込んだビルの入り口から階段を上がり店を訪れる。トンカさんと話をして(ついでに本も買う。たぶん)またそれをトンカさんが別のお客に話す「三方よし」の奇跡のような場所。多くの人に愛され13年目に突入したトンカ書店と上村亮太さんの渾身の企画。行くべし!!