50 向井修一:帳騰遠 個展

【フラッガー】向井修一(citygallery2320)
【時】11月6日(日)〜20日(日)の土日月火曜オープン、水木金曜日休み。12:00〜19:00開廊
【場】citygallery2320 神戸市長田区二葉町2-3-20
【問】TEL:078-611-4959、090-3845-7279(向井)
citygallery2320.com


◎台湾のアーティスト張騰遠/Ting-Yuan Changさんの個展を、大阪のノマルギャラリーと同時開催します。期間中は、藝術文庫(アート本図書館)、W/M事務所(コレクション展示室)も開けます。


[耕三ルポ]
「おとーちゃん!バスがいえのなかにつっこんでるで!」長田のぶらぶらスポットのひとつ本町筋は、わちゃわちゃした雰囲気の昔ながらの商店街。地域猫にあいさつしつつ路地を入っていくと、片隅にシティギャラリー2320がある。開け放たれた引き戸からスリッパに履き替えて上がると、「こんにちは」と迎えてくれるのがオーナーの向井修一さんだ。バスは2020年9月の「ズガ・コーサクとクリ・エイト二人展」の展示。ダンボールで作った実物大のバスのトリックアートで、向井さんも運転手のコスチュームで登場。2320は空間ごと楽しめる現代アートの展示が特徴。子どもにとっても刺激的な場所で、毎月の2320がわが家の恒例行事となっている。今年2月、ギャラリー両翼に「藝術文庫」と「W/M事務所」を増設。「はねをひろげる」展と題してコレクションとともにお披露目された。藝術文庫には、榎忠さん寄贈の『美術手帖』50年分600冊をはじめとする現代アート関連書籍が並ぶ図書室と多目的展示室がある。W/M事務所は、事務所兼コレクション展示スペースになっている。2320は、展示を鑑賞するだけでなく、訪れた人がゆっくり本を読んだり話をしたりできる現代アートの発信と交流の拠点へと進化する。神戸文化祭の期間中は、向井さんイチオシ、台湾で注目度急上昇中の張騰遠(チャン・テン・ユアン)の展覧会を大阪のギャラリーとの共催でおこなう。2320めざして長田をぶらぶらするのはどうだろう。(耕三ルポ)

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