【フラッガー】帆足知恵(御影倶楽部)
【時】11月1日(水)、2日(木)9:45~15:00
【場】御影倶楽部 東灘区御影本町3-9-8 木の芽福祉会内
【参】参加無料・予約不要

紙すき体験ができます!A3、A4、はがき、名刺大まで、お好きなサイズで漉いていただけます。当日は乾かないと思うので、後日取りにきていただくか、 堀江座・トンカ書店さんあたりで受渡しさせていただけたらと思います。地のカラーは白になりますが、上から色つけもしていただけます。阪神御影からちょっと遠いので、お越しいただけたら紙すきメンバーがたいへん喜びます。みなさん宜しくお願い致します。

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「紙すきメンバーが、自分たち自身で仕事を決めて、仲間どうし声を掛けあって仕事を進めています」とは障がい福祉の作業所 御影倶楽部で働く帆足さん。
実は、神戸文化祭に関わる多くの人達がこの御影倶楽部でつくられた紙を使っているのだそうです。最初はトンカ書店で無料配布していて、そのうちにワックン、太田朋さんや高濱浩子さんら作家が自作に用い、写真家の西沢侑佑子さんはバック紙に、そしてカフェクリュのコースター、堀江座のメニューもこの手すき紙でつくられています。土日家さんはコーヒーを使って、香りのするペーパーバッグをつくったのだとか。
取材の日は、1枚の紙が出来上がっていく工程を実際に見せていただきました。10年のキャリアを持つ黄(こう)さん、バキューム係の藤崎さん、仕上げ担当の和田さん、3人のチームワークで形となった手すき紙はまさに手づくりであり、1枚1枚少しずつちがう風合いがあります。考え方やできること、活動するフィールドはみんなそれぞれちがうけれども、各々の長所を生かすからこそ、よい紙ができるんだなぁと感じました。
帆足さんは「こういった手仕事をみんながんばって続けているということをもっと知ってもらいたい。見学に来ていただけるだけでもとても嬉しいんです!」と旗をあげます。(築山ルポ)