(20)「サボバッジ」を作ろう! /つくる

【フラッガー】小野サボコ(アーティスト)

【時】11月11日(日)①11:00~13:00 ②15:00~17:00

【場】アトリエ苺小屋 神戸市中央区下山手通2丁目13-10-503

【参】参加費:1,500円。各回定員4名。ご予約は小野サボコ(picnic88h5@gmail.com/090-9702-8898)まで。一応予約して欲しいですが飛び入りの場合もありにします。ただしお待ち頂くことになるやも?

◎水道管用のアルミテープに、線を刻んで文様を作り、それをカンバッジにします。一人2個作ることができます。持ち物はHBくらいの鉛筆。1人1時間半くらい。

 

帆足ルポ

サボコさんはいろいろな表現方法を用いますがアルミの作品を制作するきっかけになったものがサボバッチです。アルミの表面に鉛筆や千枚通しで細かい文様を描く。それは心象マンダラのようであり、まるで少数民族の仕事のようです。その作品は、鍛金という金属手法も使い、ギャラリーの空間をまるごと祭壇にしてしまう、大きなスケールで展開されていきます。アニミズム(自然崇拝の祈り)がサボコさんの作品の原点です。アルミで描く文様は細かく描き込まれており、一つとして同じ形はないのですが、規則的・対称的にも見えて不思議です。「もともとうずまきが好きだった」とサボコさんは笑います。ぐるぐると丸い形を描くうちに縄文時代の文化と出会い、アジアやネパール等の少数民族文化と出会い、少しずつ今のサボコさんが作られていったんだと感じました。サボバッジは、サボコアートのスタート地点であり、凝縮されたエッセンスです。作品が「祈り」なら、サボバッジは「お守り」かもしれないなあと思います。持ち歩けるアートです。サボコさんとともに、言葉以前の「好きな形」を刻むワークショップ。作る時間の中で、DNAに刻まれた記憶が形になってバッジに映し出されるかもしれません。