(6)昭和のTV連続活劇主題歌レコードコンサート
【フラッガー】森下明彦(メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)
【時】11月4日(土)18:00〜19:30
【場】神戸市中央区江戸町100番高砂ビル5階503号室
【参】参加無料・予約不要
http://www.100ban.jp/index.html

 

レコードを皆で一緒に聞くという、今ではほとんど行われない「レコード・コンサート」を開催いたします。1950年代後半から60年代にかけての、東京オリンピックを挟んだ時期。ラジオやテレビで子どもたちを釘付けにしたであろう連続活劇の主題歌を納めたレコードを演奏します。一例を挙げれば、先日亡くなった川内康範が作詞をした「月光仮面」。三橋美智也の演歌的なノリが奇妙に調和した「怪傑ハリマオ」。その他、「赤胴鈴之助」「遊星王子」「七色仮面」、アニメ版の前の「鉄腕アトム」などなど。このレコード・コンサートは、形式と内容に関して、懐かしさを求めているのではありません。失われてしまうものの中に、新たな知見と未来へのヒントが見つかりそうだと考えています。レコードという一種のタイムマシーンの燃料として、合わせて特選日本酒をご賞味ください。
主催:DJ零こと湘南ボーヤ(aka 森下明彦)
協力:高砂商行、メタ・フィルム・マーヴェラス

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芸術大学の教員を務められた後、現在はフリーで美術、映像などを中心に研究している森下明彦さん。高砂ビルにあるという森下さんの研究・資料室に伺いました。そこには美術や映像、音楽等に関する膨大なコレクションがズラリ。「ここではなんだから」とビルの中にある喫茶スペースでお話を聞くことに。
特に芸術と関係のない高校生活を送った森下さんは「神奈川の実家を出たい」という理由で九州の大学でデザインを学びます。そして彼の地で「実験映像」との衝撃の出会いが。仲間とともに実験映像や自主映画の研究に明け暮れる日々。やがて前衛的な作風で知られる映像作家・松本俊夫さんの助手として芸術大学で教える立場にまわります。「この時は楽しかった、いい出会いもたくさんあり優秀な映像作家が多く育ちました」と森下さんは振り返ります。またこの頃、美術・音楽にも「ハマり」ます。必然的に増えるコレクション。そんな経緯もあり倉庫兼オープンな研究・資料室として高砂ビルに入居、コレクションに囲まれた日々を送っています。
コレクションには希少価値のあるものもあり目を通すことが出来ます。根が好きな筆者はここに一ヶ月ほど寝泊まりしたい衝動にかられました。「結構適当に集めています。でも必要な時に資料が手元にないと困るし、一度手に入れ損なったものは二度と手に入らないので即購入を心がけている(笑)」という森下さん。謙遜されていましたが、この圧倒的なコレクションは充分にハードコレクターであると感じ入りました。
神戸文化祭期間中にはそのコレクションをひとつまみ。子供番組(昭和)の主題歌等をレコードのシングル盤で聴かせる、という企画を考えているとのこと。音の良いシングル盤で聴ける、というのは好き者にはたまりません・・・乞うご期待!(ハヤセルポ)