【フラッガー】森脇正奈・谷中亜紀(アトリエ苺小屋)
【時】11月4日(土)、5(日)12:00~18:00
【場】アトリエ苺小屋(あとりえいちごや) 神戸市中央区下山手通2-13-10聯合ビル503号(トアロード沿い・1F野菜とさかなのビルの5F)
http://ichigoya.daa.jp/

普段は事務スペースにひっそりと忍ばせてある作品を表に出して「コレクション展」として2日間だけ大公開します。11/5(日)には似顔絵缶バッジもやります。(300円)

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学生の頃から、様々な展覧会やアートの催しに関わっていた森脇さんと谷中さん。いろいろな仲間が集まり、自由にアートの事を話したり展示をしたり出来る場所を作りたい、という思いがつのって、ついに2006年に「アトリエ苺小屋」を2人でスタートする事になりました。もう今年で11年目になるのですね。ギャラリーというよりも、どちらかと言えば実験的な事をする場所、作品を作り出す場所というイメージがあったので、あえて「アトリエ」という名前でスタートしました。森脇さんも谷中さんも、いろいろな物を作る作家でもあるのです。
「アトリエ苺小屋」は古いビルの一室にあります。そのビルは階段が少し螺旋ぽくて、ちょっとかわいい。それに部屋の中には古い出っ張りみたいのもあって、なにかかわいい。だからこのビルに「苺小屋」を作ったのかなあ、と僕はひそかに思っていたりします。展示室の広さは6畳くらいでしょうか。そしていちごやBOXも設置されていて、アーティストの小物やスケッチブックなども常設されています。
いつも温和な森脇さんと谷中さん、お二人は喧嘩したことがないそうですし、ほんとにのんびりとした雰囲気を漂わせているのですが、でも、こと芸術に関しては厳しい目をお持ちです。アトリエ苺小屋では、何かにチャレンジしているもの、新しいもの、その人らしいもの、そういう意味での「現代美術」を展示し続けていきたい、と強く思っているお二人です。
ここには、奇をてらわず、素直でのびのびしている作品がいつも展示されています。トアロード沿いを散歩がてら、ちょっと螺旋ぽい階段を登って、是非、訪れていただけたらなあ、と思います。もちろん、エレベーターもありますよ。安心してお越し下さいませ。(上村ルポ)