【フラッガー】曽我金造(GALLERY 301)
【時】11月3日(金祝)〜5日(日)※展覧会は11日まで
【場】GALLERY 301 神戸市中央区栄町通1-1-9東方ビル301

301では堀尾貞治さんの、301dueでは高橋瞳さんの展覧会を開催しています。

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ギャラリー301は栄町のビルの3階にあります。3階まで上がって南側には大きな窓が心地良い明るい展示室、北側にはすこし親密な雰囲気の小さめの展示室があります。ギャラリーに入るとオーナーの曽我さんがカウンターの中で顔を上げて「や、こんにちは」と短く挨拶されます。展示をぐるっと観ていると「いいでしょ」とか「この作家はね、」と静かに話されます。曽我さんはあまりにかっこいいので私はついつい美術のことのほかにいろいろ質問してしまいます。「曽我さんはなんでそんなにかっこいいんですか?」とか「なにを食べてそんなにスタイルがいいんですか?」等々。曽我さんは、他の多くのかっこいい人がそうであるように「え?かっこいい?」と他人事のようにおっしゃいます。そして質問に気さくに答えてくださいます。(夕食には野菜!)
曽我さんが2014年から発行されている冊子「The LOOP」は、アーティストのインタビュー記事を中心にファッションや美味しいお店の情報が載っていて毎号とても楽しみです。作家さんやアートファンにもいつも丁寧にお話しされる曽我さんは若い人たちから「金造さん」と呼ばれていて、とても慕われています。以前トアロードを登って行く時いとう工房さんの中に曽我さんの姿がちらっと見えました。そのまま過ぎて用事をすませて坂を降りてくるとまだいらっしゃったので声をかけようと思いましたがやめました。それは人の話を全身で聞いてる人の背中だったからです。(児玉ルポ)