【フラッガー】片山みやび(美術作家)
【時】11月5日(日)13:00~16:00
【場】スタジオグラニート 神戸市東灘区御影郡家2-6-12ハイコート御影202
【参】見学無料、予約不要。ガラスフュージング体験:800円

普段のガラスワークショップの教室の様子を見学していただくのと、生徒さんの作品(アクセサリーなど)の展示と販売をしたいと思います。ガラスフュージングの体験もしていただけます。
(体験)ペンダントトップ(金具は無し)をガラスフュージングで作ります。制作時間は20分前後。後日、こちらで焼成して約2、3週間後に郵送で送らせていただきます。

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その教室に取材兼見学に訪れたのは日曜日の昼下がりでした。リラックスムードの音楽が流れ、6、7名の生徒さんたちは時に寡黙に、時に談笑しながら手元のカラフルなガラスを扱っていました。アトリエ・トロッポは、美術作家 片山みやびさんが旦那様とともに営むフュージング・ガラス教室です。月に1回、御影のスタジオグラニートという場所にて開催されています。
「ガラス教室と聞くと、高熱で溶かしたり、吹きガラスをしたりと職人的な作業を思い浮かべる方が多いでしょう。フュージングというのは好きな色のガラス板を重ねて、そのまま窯で焼く。温度や回数によってガラスの表情が様々に変化していきます。」
片山さんは、2010年に1年間デンマークにて滞在制作を行った時にこのフュージングという技法に出会いました。ずっとリトグラフ版画や油彩作品を手がけていた折にこの出会いがあり、今の制作活動へと繋がっています。
「50歳くらいになったら何だか落ち着いてしまう人が多い。私は最近特に危機感を持っています。色々な分野や世代の人たちと会って話して、作家としてこれからも刺激を受け合っていきたい。フュージング・ガラスはおもしろいのにあまり知られていない。もっともっと可能性があるはず」と語る片山さん。教室での様々な「出会い」が楽しくて仕方がないという様子でした。(築山ルポ)