【フラッガー】嘉納秀樹(Space31)、嘉納千紗子(美術作家)
【時】11月1日(水)~5日(日)12:00〜19:00
【場】Space31 神戸市東灘区御影中町1丁目8-3メゾンユイト3F

期間中「THE KAG AMI」Inooka Satoko 新作展を開催いたします(展示は12日まで)。4日(土)1時半頃から寸劇あり。

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「もしかしたらギャラリー内におでん屋さんがオープンしてるかも!?」突拍子もない話を聞いて、私の胸はドキドキし出した。これは優れたアートに出会った時の感覚に似ている。
阪神御影駅より徒歩3分の立地にあるSpace31は嘉納秀樹さんと美術作家の千紗子さんがご夫婦で運営している現代美術を中心としたギャラリー。お二人が所有する建物の3F 2フロアを改装し、片方をギャラリースペースに、もう片方をサロンとして2016年11月にオープンした。千紗子さんが企画を立て、秀樹さんが実務を担当する。「サラリーマンを46年間やりましたが、全く経験のないギャラリーの運営をはじめて今は新入社員のような気持ちです。とてもしんどいですが、お客さんに会って話すのが楽しみ。サロンで初対面のお客さん同士が仲良く話すのを見ていると嬉しくなります。」秀樹さんは新たな生きがいを見つけた様子だ。「出費も多いし、自分の制作時間との兼ね合いもある。でも忙しくなってくるとどうしてもこのスペースの仕事を優先してしまう。それだけやりがいがあるということでしょう。知り合いの作家を紹介するだけではなく、これからの若い人にも使ってもらいたい。」と千紗子さん。お二人のコンビネーションと個性があれば、いつの日かギャラリーにおでん屋さんがオープンすることも夢じゃないなと思ったのだった。(築山ルポ)